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現代の就職・転職活動の現場において、大きな問題となっているだけでなく、その余波が、社会全体にまで影響を及ぼしているものが、いわゆる「就活うつ」と呼ばれる症状・状況です。
もちろん、この「就活うつ」というものが、どんな背景を持ち、どのような状況・状態を経て発症するのか?といったものや、さまざまな「対処法」などに関する情報は、これまでログキャリにおいても何度かご紹介してまいりましたが、今回はテーマとなる「就活うつにならないために大切なこと」と題して、あくまで「就活うつを『予防する』ため」に、さまざまな心構え、考え方などの解説をお送りします。
「就活うつ」につながる危険信号?近年「就活しんどい」という声が増えている?
では、近年の「就活うつ」増加の背景として、見逃すことができない要因のひとつである「就活がしんどい」という声が増えている現象について、いくつか考察していきましょう。
まずは、なぜ「就活がしんどい」という声・発言が生まれるのか?という「根源」だと思われる点を、いくつかまとめました。
【なぜ「就活がしんどい」という声が生まれるのか?】
・学生生活などにおいて、これまで体験したことがない「試験や面接の結果によって、明確かつシビアに、人生に関連する『職・仕事』の『社会的な評価』が下される」ことへのプレッシャー
・家族や周囲の人などから「ある程度以上の結果」が「暗に求められる」ことへの心理的不安
・「採用・合格までの過程における努力」が「不採用・不合格」となった場合、また「同様な努力を強いられる」ことに対しての心理的「圧迫感」
・就活生同士における「比較」や「競争」によって、心理的ストレスが溜まり、一時的に「自信が持てない」状態になっている
・これらの「圧迫感・心理的ストレス」が生じる「就活・転職の現場」が長期化し、先の見えない状況によって「心が折れた」状態が続いている
この他にも「就活・転職の現場」において「心理的なストレス」が溜まってくると、その状況を「誰かに聞いてもらいたい・誰かに吐き出してしまいたい」という段階を迎えるようになり、その状態に対する「危険信号」として、本音である「就活がしんどい」という発言が生まれるのではないでしょうか?
なおかつ、今なお長く続いている「会食の制限」などにより、自宅時間が増えた結果、「誰かに相談する」という状況が少なくなっていることも関係しているでしょう。
その結果「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」などで「就活しんどい」とコメントを残すしか、心情を吐露(とろ)する術がなくなっているのも、こうした声や発言が増えている遠因のひとつかもしれません。
「就活・転職」において、大きく「一喜一憂」しがちな方は要注意?
続いて、この「就活うつ」の症状が「出やすいかもしれない」と考えられている「性格タイプ例」をいくつかご紹介しましょう。
※この結果はあくまで「多くの人の意見や私見」に基づくものであり、特に「医学的な背景や学術的な裏付け」がされているものではありません。
【「就活うつの症状が出やすい」と考えられている「性格タイプ例」】
・長い期間、「結果を引きずるタイプ」または「結果にこだわるタイプ」
・他人と比べて「オーバーに振る舞いがち」で「一喜一憂するタイプ」
・自分自身になかなか自信が持てず、「消極的かつ引っ込み思案なタイプ」
・逆に「やや過剰気味」なほどに「自信」があり「プライドが高いタイプ」
・一見、明るく見えるが、実は「ストレスや心配事を溜め込むタイプ」
この他にもいくつか例はありますが、中には「そういう自分を自覚しているし、そのような弊害(へいがい)に対しても、上手く対処できるから大丈夫」という考えを持つ方もいらっしゃるでしょう。
しかし「就活や転職の現場」は、自分自身が思いもよらないほど「追い詰められてしまう」場合もあり、その結果「ギリギリの心理状態を強いられる」こともありますので、過信は禁物です。
「自分は自分、他人は他人」を「させてくれない心理」とは?
続いては、前述の「就活がしんどい」という発言の「原因のひとつ」でもある「就活生同士における『比較』や『競争』」という点にも関連しますが、「就活・転職の現場」において、なぜ「『あなたはあなた、他人は他人』という心理状態になれないのか?」についてご紹介しましょう。
その「原因」をまとめると、以下のようになります。
【なぜ「『自分は自分、他人は他人』という心理状態になれないのか?」】
・「他人の成功」が、自身のそれよりも「優れて見えてしまう」
・「採用・内定を勝ち取り、新生活の準備に入っている人たち」を「現場で見なくなる」ため「彼らの良い結果」のみを過剰に気にしてしまう。
・いわゆる「空気を読んで行動できるタイプ」の場合、「周りと自分を切り離して考えられない」ことも生じる
・「高い目標を掲げがちなタイプ」の場合、自分の求める「成果をだしている他人」に、どうしても目が行く
・もともと「協調性があり、責任感が強いタイプ」の場合、「集団から外れてしまう、集団に迷惑をかけてしまう」という思いが強すぎ「自分自身が今抱えている問題点」に向き合えないこともある
もちろん、人の価値観や考え方は千差万別ですので、ここに挙げた例に当てはまらないにも関わらず「ついつい他人にばかり目が行ってしまう」という方もいらっしゃるでしょうが、まずは「自分自身を優先して考える」ことをメインにすることで、結果的に「より詳細な自己分析」につながるでしょう。
「自分自身と対話する」ことこそ、他でもない「就活・転職の現場で結果を出すコツ」のひとつですから、まずは「目線を向ける方向を間違えない」ようにしましょう。
「就活・転職」を頑張っているあなたこそ、自分の心に「ご褒美」を
最後は、これまでの内容を踏まえた上で「就活うつを予防するコツ」や「考え方」について解説していきましょう。
まず、誰もが気になっているであろう「就活うつを予防するコツ」とは、
ちょっとしたタイミングで「自分で自分にご褒美をプレゼントする」
というものです。
あまりにも当たり前過ぎて、驚いた方も多いでしょうし「そんな暇ない」という方もいらっしゃるでしょうが、仮に「就活うつ」の症状にまで進行してしまったり、心に多くの「精神的ストレス」を溜め込んでしまえば、より「就活・転職」にかける期間・時間の「ロス」になります。
そのような状況を防止するために「自分の心理的ストレスを解消するための、ちょっとした時間・出費」を惜しまないことこそ「就活うつを予防する考え方」の第一歩、となるでしょう。
なおかつ、この考え方は「採用・合格」後に「仕事の現場に立った」際にも応用が効くものですので、上手な「ストレスの逃し方・解消方法」として、この機会に身につけてみてはいかがでしょうか?
この他にも、ログキャリの過去記事では「就活うつの解消」について、コツやサポート方法をご紹介しておりますので、気になった方はそちらの記事も参考にしてみてください。
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今回は、これから就活に乗り出そうという皆さんのために、現代の就活や転職の現場で大きな問題となっている「就活うつ」に「ならないために大切なこと」について、予防法や実例などを詳しくご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
実際の現場に立ってみて、初めて「就活・転職の現場における緊張感」に気づく方もきっと多いことと思いますが、この「緊張感」は、より「真剣に就活に向き合える」と良い影響をもたらしてくれる場合もあります。
しかし、これまでの人生の中で、体験してきた「緊張感」との勝手が違いすぎて、人によっては「心の健康」を崩してしまう場合もあるでしょう。
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