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心機一転して、これまで経験したことがなかった職種や業界へチャレンジする時や、以前から「本当にやりたかった職種・業界への転身」を夢見てきた人にとって「未経験の転職」は喜びこそあるものの、それ以上に不安な気持ちが先行するタイミングかもしれません。
しかし、このタイミングは、これまでの社会経験で培ってきた技術や能力が、意外な形で花開く「チャンス」となることも多いものです。
テーマとなる「『未経験の転職』で頼れる『他業種・他業界での敬遠』」に対して、いくつか実例やメリット、注意すべき点などに関するお話を、例を挙げて詳しく解説します。
「未経験の転職」に、企業側が求めているものとは?
本来は、即戦力を求めている企業側にとって、本テーマのような「未経験の転職」は、そもそもあまり歓迎されないものかもしれません。
しかし、一定の割合で「未経験者」にも、広く門戸を開いている企業や求人が出現するということは、企業側にとって「未経験の転職に対しても『ニーズ』がある」ということの「裏付け」になっている、とも考えられます。
「未経験者OK」の求人において、企業や採用担当者が「どんな人材を求めているか?」については、過去記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
では、実際の所「未経験の転職」に、企業側はどんなものを求めているのでしょうか。
想定できるポイントが下記になります。
未経験の転職に企業側が求めているもの
・社会経験を生かし、新人研修や人材育成にかかるコストを抑える
・幅広い分野での技術や経験を持った人材
・同業他社や同業界内に染まっていない「フレッシュな」人材
・他業種・他業界からの技術や知識を自社に取り込みたい
・積極的な転職がさかんになった時代において「長く自社に留まって活躍してくれる」人材
このような企業・採用担当者の「意図」があるからこそ、「未経験の転職」に対しても広く門戸を開いている、とも考えられます。
どんな「業種・業界」でも「生かせる経験」が存在する?
これらの「企業・採用担当者側が求めているもの」を見ていると、気づく人もいらっしゃるかと思いますが、例え「他業種・他業界であっても、次に生かせる『共通する経験』があるのでは?」という考えにたどり着く場合もあるでしょう。
もちろん、企業や個人によっても「価値観が異なる」でしょうが、どんな「業種・業界」であっても「人間が仕事をしている現場」であることは共通しているのですから、前述のような『共通する経験』も、十分にあり得ることではないでしょうか?
いくつか例を上げるなら、以下のような事柄が考えられるでしょう。
・「社会的常識」や「ビジネスマナー」など「社会人として共通」の経験
・「販売」や「サービス業」など「共通点がある業種・職種」での経験
例:「アパレル業」と「家具販売」など(どちらも「製品を販売」する)
・「共通する業務内容」が存在する他業種・他業界での経験
例:「電気工事」と「建設工事」など(どちらも「室外で工事を行う」)
・「共通する概念・分野」の他業種・他業界での経験
例:「デザイナー」と「ライター」など(どちらも「クリエイティブ分野」の仕事)
立場こそ異なりますが、企業のトップや重役などの場合「社外取締役」というポストや「社長交代」という形で「自社に全く縁のない業種・業界」から新たな人材が招かれることもあります。
こういった点も「他業種・他業界であっても、次に生かせる『共通する経験』がある」という考えの「根拠」として考えることができるでしょう。
実際に「他業種・他業界での経験」が生かせた「転職成功」事例
続いては、実際に「他業種・他業界での経験」が、新天地で生かせた「成功事例」をいくつかご紹介していきます。
事例をまとめてありますので、まずは以下をご覧ください。
「音楽業界」での経験を生かして「IT業界」へ転職した例
・どちらも「自身が制作したコンテンツを他者に発表・販売する」という共通点があり、多くの経験や知識を生かすことに成功している
「建設業界」での経験を生かして「デザイナー」へ転身した例
・どちらも「設定された期日までに成果物を提出(納品)する」という共通点があり、多くの経験や知識を生かすことに成功している
「サービス業」での経験を生かして「不動産業界」へ転職した例
・どちらも「顧客に満足してもらうことが目的」という共通点があり、多くの経験や知識を生かすことに成功している(不動産業界は「仲介業務」がメインとなる場合も多く、一種の「サービス業」と考えることもできる)
「商社社員」での経験を生かして「楽器販売業」に転職した例
・どちらも「海外から品物を輸入する」という共通点があり、多くの経験や知識だけでなく、前職での「海外流通ルート」なども生かすことに成功している
実際には、ここで紹介した他にも数多くの「転職成功例」が存在していますが、その多くに共通している「コツ」は「それぞれの業種・業態における『共通点を生かす』こと」に集約されている、と言えるでしょう。
「未経験の転職」を志す際に注意すべき点
最後は、これまでの内容を踏まえて、これから実際に「未経験の転職」に挑もうと考えている方に、いくつか「注意すべき点」をご紹介していきましょう。
まず、大前提として常に注意すべきは「自身では『この経験は次に生かせる』と考えていても、募集する『企業・採用担当者側での捉え方』は異なる場合がある」という点です。
前述したように「価値観は個人だけでなく、企業によっても異なる」ものであり、求人の現場では「決定権は常に企業・採用担当者側にある」と考えるべきでしょう。
そして、もう一点が「『未経験OK・未経験者歓迎』という条件には、企業によって『認識が異なる』場合がある」という点です。
この点についても、前述した「未経験者OKの求人」についての過去記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
最後にもうひとつ、注意するべきポイントを挙げるならば「転職先候補は可能な限り『未経験の業種・業界』一本に絞らないようにするべき」という点です。
基本的に「未経験の転職」は、非常にリスクの高い「転職活動」であり、成功させるためには「良い求人情報」だけでなく、さまざまな「人」に恵まれていなければ実現するのは難しいものです。
ある意味「運・タイミング」の要素も関係する「転職活動」であるため、あくまで「未経験の業種・業界」だけにこだわってしまうと、失敗が続くことで気持ちの余裕もなくなり、モチベーションも下がってしまいます。
このような点に注意した上で、皆さんにとって「天職」といえる仕事に巡り会えるよう、これからの「転職活動」を頑張ってくださいね。
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今回は、これまでに培った「他業種・他業界での経験」を武器に、これから「未経験の転職」に挑もうとしている皆さんに向けて、いくつか成功例や成功のためのポイント、背景などをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
意外な形で、これまでの「他業種・他業界での経験」が、転職先で高く評価されるなど花開く場合もありますが、実際に内定をもらうまでは「不安な気持ちでいっぱい」という方も多いのではないでしょうか?
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