目次
近年では「物心ついた頃からパソコンを使っている」という「デジタルネイティブ世代」も就職活動の現場で見かけるようになってきていますが、そのような世代が社会に進出するほど「IT機器」や「ITスキル」も一般に浸透しています。
そうなれば当然のように「IT系職種以外でも、日常的に『ITスキル』が活躍する企業や職場」も増えているはずですが、本当のところはどうなのでしょうか?
記事テーマである「IT系職種以外でも重要視されている『ITスキル』」を通じて、実情や必要なレベルなど、例を挙げて詳しく解説します。
まず知っておきたい「ITスキル」とはどんなもの?
まずは、人によって捉え方やイメージが異なる「ITスキル」という言葉について解説していきましょう。
基本的に「ITスキル」とは「インターネットやプログラミング、パソコンについての知識を持ち、その知識を生かしたパソコン操作ができる技術のこと」を指しています。
この定義は「経済産業省」が定めている「ITSS(ITスキル基準)」においても同様となっており、この定義に沿って言うなら「パソコンを使って意味のわからない言葉を検索する」のも、広義の「ITスキル」とみなすことができます。
ですので、職場などで「表計算ソフト」を使って「見積書」を制作することも、立派な「ITスキル」になります。
ここまでの説明で「知らない間に『ITスキル』を身につけていたんだ」とビックリした方も多いのではないでしょうか?
その他にも、一般的な職場で見られる「身近なITスキル」には、以下のようなものがあります。
・Office系ソフトを利用して書類作成
・Eメールで上司や他の社員と業務連絡
・会社から支給されたパソコンを自分で設定する
IT系職種以外でも重宝する?「ITスキル」一覧と解説
では、先程よりも少しレベルの高いものを加えて、IT系職種以外でも重宝する「ITスキル」をいくつかご紹介します。
通常レベルのITスキル
・powerpointを使用して、プレゼン用資料を制作
・Wordを使用して、スピーチ原稿を作成
・職場のネットワーク環境にログインする
・Webサイトのソースを表示させる
少し高度なITスキル
・エクセルを使用して、マクロを組みデータを自動処理する
・フォトショップを使用して、写真をレタッチし、Web用として保存
・イラストレーターを使用して、ポスター原稿を制作し、入稿
・Webサイトの内容をhtmlで修正する
上記の一覧において、【通常レベル】となっているものは、そのほとんどがOffice系ソフトウェアなどの基本的な操作方法を知っていればできるレベルとなっています。
しかし【少し高度】となっているものは、より専門的なソフトウェアを使いこなし、プログラミング分野における「基本的な範囲」であるマクロ作成やWebサイトの修正などの作業が含まれています。
多くの人が「難しいのでは?」というイメージを持っているであろう「プログラミング」ですが、そんな方でも日常的に利用している「Webサイト」は、主に「html(エイチティーエムエル)」という「プログラミング言語」で作られています。
ですので、普段から目にしている分とっつきやすく、「プログラミング言語」の中では、習得も容易だと言われていますので、学んでおいて損はないと言えるでしょう。
もちろん、ここに挙げた例の他にも、さまざまな「ITスキル」がありますので、興味が湧いた方はいろいろ調べてみてくださいね。
IT系職種でなくても「高レベルのITスキル」が必要になる?
ここまでご紹介してきた「ITスキル」ですが、専門的な「IT系職種」においては、ほとんどが「基本的・常識的なもの」です。
もちろん「IT系職種」で活躍している方のほとんどが「さらに高度なスキルレベル」に達しているのですが、稀にそのようなレベルのスキルを持っている人が「IT系職種以外の企業へ転職する」こともあります。
そのような例を目にすると、先入観として「せっかく身につけたスキルが生かせないのでは?」というイメージが湧いてしまいますが、実際には「高レベルのITスキルを駆使して、転職先で活躍している」ことも多いようです。
では、なぜそのようなことになるのでしょうか?
その理由としては「現在のビジネスの現場において、あらゆる分野でパソコン操作、インターネット、プログラミングが必要とされており、それまでアウトソーシングしていた作業を行っている」ということが考えられます。
ですので、高レベルの「ITスキル」を持っている人材にとっては、仮に「IT系職種」以外の職種や企業であっても、活躍できる場は広い、と言えるのです。
このような例もありますので、現在「ITスキル」に興味のある方や、以前に学んだことがある「ITスキル」をお持ちの方は、就職活動や転職活動と同時進行で、そのスキルに関する知識を深めたり、磨きをかけていきましょう。
ほとんどの分野で有効?「SEOに関するスキル」とは?
最後に、現在広い範囲で活躍が期待できる「SEOに関するスキル」についてご紹介していきましょう。
この「SEO」という言葉に聞き覚えのある方も多いと思いますが、この「SEO」とは「サーチ・エンジン・オプティマイゼーション」の頭文字を取った略語であり、日本語で言えば「検索エンジン最適化」となります。
この言葉の意味を簡単に説明すると「GoogleやYahooなどの検索エンジンにおいて、特定のWebサイトを検索結果の上位や目立つ位置に表示させるための施策」のことです。
なぜ、この「SEOに関するスキル」がさまざまな所で活躍できるのでしょうか?
それは「企業における宣伝広告・情報拡散など、幅広く利用できるスキル」であるためです。
現在、日常的に「インターネットを利用している」割合は、総務省によると個人において「80%以上」とかなりの割合を占めていますが、この「80%以上」の人々に対し、自社製品の広告をより多く届けたり、自社サイトへの来訪を促したりするために「SEOに関するスキル」が役立ちます。
このスキルを持っている方にとっては、例え「IT系職種」以外の職場であっても、活躍するチャンスが多くあり、実際に活躍すれば、自身のキャリアアップやスカウトなど、さらにチャンスは広がっていくでしょう。
仮に、目指している業界・職種が違っていても、この「SEOに関するスキル」を持っていたり、興味があるならば磨いておいて損はないと思われますので、積極的に学んでみてはいかがでしょうか?
「IT系職種」以外を狙うあなたにも、ログキャリの「適性診断」
今回は、専門的な「IT系職種」以外でも求められることが多くなってきた「ITスキル」に関するお話をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
こちらの記事で「これまで身に付けた『ITスキル』は、ひょっとしたら別の分野や業種で役立つかもしれない」と思ったあなたにオススメなのが、ログキャリで誰でも無料で受けられるROGCHECK(ログチェック)という「適性診断」です。
「性格・エンゲージメント・会社満足度」の3項目を中心に、多岐に渡る項目から、あなたの「適正」を診断するROGCHECK(ログチェック)は、回答が分かりやすいという声も多く寄せられています。
さらに、あなたの転職・就活をしっかりとサポートする『就活サポート』も合わせてご登録いただければ、いろいろな疑問点や心配ごとなどにも、就活・転職のプロが親身になって対応いたします。
ぜひ、皆さんの就職活動や転職活動のために、めいっぱいログキャリを活用してくださいね。