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就職活動の現場などで、いわば「幻」や「都市伝説」のような「あるとは言われているけれど、実在がなかなか確認できない仕事」として認識されている、または噂されているのが、記事タイトルにもなっている「高卒でも稼げる仕事」ではないでしょうか?
これから「高卒での就職活動」に臨む皆さんにとっても、かなり気になる話になっていると考えられる「高卒でも稼げる仕事」ですが、本当の所は「きちんとした根拠がある、具体的な事実」と言っても決して過言ではない「信用できる話」なのです。
記事テーマである「高卒でも稼げる仕事」を通じて、その実情やさまざまな業界が今置かれている状況などを踏まえ、これから「高卒での就職」を目指す皆さんに「給料の高い仕事」や「お金を稼ぐためのコツ」などのお話を、例を挙げて詳しく解説していきます。
「高卒でも」という言葉について、まずは考えてみよう
お話を進める上で、まずお話しておきたいのが、記事タイトルにも含まれている「高卒でも」というワードについてです。
この言葉からは「高卒」という立場が、就職活動の現場において「高卒での就職は主流ではない」というニュアンスを含んでいます。
しかし、ログキャリにおける過去記事でも何度かご紹介した通り「高卒・大卒以上の就職内定率」にはあまり差はありません。
むしろ「早くから仕事に就いている」という点が優遇や重視される業種・業界などをはじめ、総合的に「高卒内定率が90%以上」という非常に高い数値を表しています。
これら「高卒内定率」に関する数値は、当カテゴリの過去記事でもすでにご紹介している通り、厚生労働省から毎年発表されている高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況に詳しくまとめられていますので、興味のある方はぜひご一読ください。
では、なぜ「高卒でも~」という言葉が、就職活動の現場でこれほどまでに一般化してしまっているのでしょうか?
その理由としては、やはり「多くの企業が積極的に採用したいと思う人材は、より専門的な知識や教養、ロジカルな思考能力を持っていると思われる『大卒以上の学歴を持つ人』」であり、できる限り「賃金や指導・研修にかかる人的リソースを節約したい」と考えている背景があるからだと思われます。
しかし、近年では、大卒以上の学歴を持っていても、生涯の内に何度か転職やキャリアアップを行い「より積極的に成長や成功。ステータスのアップを狙う」という人々が多くなっており、この流れのままであれば「せっかく指導・研修などによって経験を積んだ人材」や「お金や時間をかけて育成した人材」であっても、より大きな成長や成功を求めて、企業や会社を飛び出していく、という機会損失を繰り返す状況になりかねません。
企業や社会が「高卒の就活者」に求めているものとは?
しかし、なぜそのような実情を迎えている企業や社会は、未だに「求人や採用において『大卒以上の学歴を持つ人』を優先すべき」という固定観念を持ち続けているのでしょうか?
その理由としては、以下のような事柄が考えられます。
・『大卒以上の学歴を持つ人』の方が「より早く戦力になる」と考えている
・早くに退職や転職されてしまったとしても「『大卒以上の学歴を持つ人』を継続して安定的に採用している企業」という「評価や実績」を重視している
・高卒者には『大卒以上の学歴を持つ人』とは異なるもの・部分を求めている
おそらく、この中で皆さんが気になったのは、最後の項目ではないでしょうか?
■高卒者に求められている「役割」
より具体的に、企業や社会が「高卒者に求めているポイント」を浮き彫りにするなら、以下の点があげられるでしょう。
・戦力面を考慮して「未経験でもできる業務」を優先して任せたい
・一般職よりも「体力面が重視される業種・業界(いわゆる「ブルーカラー」)」を優先して欲しい
・さまざまな問題点により「人材不足」だと考えられている業種・業態で定着してほしい
といった所が考えられますが、これらはあくまで「企業側や社会の側から見た一方的な見方」に過ぎません。
しかし、人々の意識は一旦定着してしまうと、その内容が一新されるまで長い時間がかかるものであり、これらの考えが現在の就職活動の現場を踏まえたものへとアップデートされるまでには、まだまだ長い時間がかかると思われます。
「高卒でも稼げる」給料の高い仕事・業界の具体例とその根拠とは?
ここまでは、やや悲観的な内容となっていましたが、続いては「高卒でも稼げる」という意見や実例が、多くあると言われている「仕事・業界」の一例とその根拠について解説していきましょう。
他にも、より「高卒でも稼げる」具体例が多い職種・業界を箇条書きにていくつかご紹介すると、
【業界】
・IT業界
・建築、建設業界
・運輸、物流業界
・福祉、介護業界
【職種】
・営業職
・事務職
・販売・接客スタッフ
などが挙げられるでしょう。
中でもより一層「高卒でも稼げる」という評判が多いのは「IT業界」と「建築、建設業界」だとも言われています。
下記にそれぞれの細かい理由をいくつか挙げています。
【IT業界の特徴】
・「IT業界」自体まだ歴史が浅く、いわゆる「学歴フィルター」があまり定着していなく実力主義・結果主義を導入している企業も多い傾向がある
・高卒から経験を経て起業し、成功を収めた経営者も多く存在している
・「IT業界」とひとくくりにされてはいるが、その業務内容は多岐に渡っており、高度な専門的知識がなくても努力次第で出世が期待できる分野も多い
・最終的に起業などの道を選ぶ人も多く、収入アップやキャリアアップに対して積極的な反応や姿勢が業界全体に浸透している
【建築・建設業界の場合】
・今後、「バブル期に建てられた建物の修繕工事」が多く発注されると予想されている。業界全体で将来的な需要増に対応しようと考えている
・高卒から仕事の経験を積んで、経営者になった人材も数多いため、業界全体で学歴に対する「優遇」があまり強くはない
・他の業種・業界に先駆けて数年前から「慢性的な人手不足」に陥っているため、意欲のある人材を積極的に登用しようという姿勢が業界全体に定着している
ここで紹介した他にもさまざまな「具体例」や「根拠」があるとは思われますが、今回は「需要が高い業種・業界の代表例」としてこちらの2業種をご紹介させていただきました。
「仕事でお金を稼ぐためのコツ」を知っておこう!
最後は、ごくごく一般的なお話ではありますが、高卒に限らず参考にしていただける「仕事でお金を稼ぐためのコツ」とその理由をいくつかご紹介します。これから「高卒の就活」に臨む皆さんの「安心感」をサポート出来れば幸いです。
【仕事でお金を稼ぐためのコツ】
■自分が担当する仕事以外も含め「どのような流れや仕組みで自身や会社の利益が生まれているのか?」を理解する
いかなる企業も、いかなる個人も、勝手に売上が上がる。何もせずに給料が発生する。なんてことはあり得ません。
「なぜそうなるのか?」や「会社の利益や自分の給料はどのような仕組みで生まれているのか?」を常に考えている人は、仕事に対しても「全体を俯瞰(ふかん)して把握・理解する」能力が自然と身についていきます。
■職場における人間関係や協力体制の「長所と短所を埋める」動きを心がける
一部の仕事を除きますが、ほとんどの業種・業界では「自身を含めた複数の人同士の協力」によって「業務」が成り立っています。
その間を埋められる人材は、文字通り「代えの効かない存在」であるため、重宝されることとなり、結果的に「稼げる立場」へ近づいていくでしょう。
この他にもいろいろな分野や局面に「仕事をうまく進めるコツ」や、そのヒントを得るチャンスが眠っています。
そして「仕事をうまく進めるコツ」は、そのまま「仕事でお金を稼ぐコツ」につながっていることが多いもの。
まずは周りをよく観察して、積極的に「どうしてこうなるのか?」を考えて動くことこそ「仕事でお金を稼ぐコツの第一歩」になるでしょう。
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今回は「高卒でも稼げる・給料の高い仕事」の背景やメリット・デメリット、高卒者に限らない「仕事で稼ぐためのコツ」についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
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